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セイバーメトリクス・リポート5が出ました

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はじめに 気がつけば1年以上このブログをほったらかしにしていました。筆不精をお詫びするとともに、先日発売された「プロ野球を統計学と客観分析で考えるセイバーメトリクス・リポート5」の紹介をしたいと思います。今回書いたもの 今回書いたのは以下の2記事です。 ・捕手の違いは投手成績に影響するのか? ・捕手の要求と投手の投球 例年通りこの内容を紹介しつつ、質問などありましたら、ここのコメント欄を使って受け付けます。捕手の違いは投手成績に影響するのか? 守備時における捕手が重要であることに異議のある人は少ないとは思いますが、その働きを評価することはなかなかできないでいるのが現状です。この現状を一発で打開するようなことはできませんが、MLBほどではなくてもNPBでもいろいろと使えるデータが増えてきたので、ひとつやってみようと思い今回のような分析となりました。 これまでの捕手の分析では、同じ投手で捕手が異なる場合に成績に違いが見られるか?という観点から検証されてきていました。今回もこの方法を踏襲し、いくつかの指標を検証しています。この方法の大変なところは、「同じ投手で異なる捕手」という条件がなかなか見つからないということで、今回は2015年のNPBの中で条件を満たした、前田健太投手の登板時の會澤翼選手と石原慶幸選手の成績を比較しています。捕手の要求と投手の投球 もう1本は、西武の菊池雄星選手と、中日のバルデス選手の投球内容の比較です。なぜこの2人かというと、投手のリストを投球回の多い順に並べ替えたとき、丁度同じくらいの投球回数に加えて、四球率に差(菊池:多、バルデス:少)があったためです。さらに、同じ左投手で球種も変わらないというのは比較がやりやすいと思いリストアップしました。 この2投手の投球を、特に捕手の要求通りに投球できたかという観点から分析しています。以下の図に示すように、ストライクゾーンに対して捕手が要求したコースと、実際の投球位置の散らばりを見ると2人の成績の違いを見てとれるかと思います。

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